異常気象が、世界各地で深刻化している。
雪が降りしきる中、走るバイク。
ふらついた直後、撮影者の目の前で転んだ。
中国・北京市内にある世界遺産「頤和園」では、園内の至るところが凍結し、手すりにつかまりながら、恐る恐る坂を上る人や、滑って転んでしまう人の姿が見られた。
中国では、先週2度も寒波に見舞われ、各地で大雪や凍結が相次いだ。
一方、夏を迎え、最高気温が25度を超えるオーストラリアでは、先週、上陸した元熱帯サイクロン「ジャスパー」の影響により、各地で洪水が発生。
オーストラリア北部の街では、川の周りに人が集まり、携帯で何かを撮影しようとしている。
川べりに立つ男性が伸ばした木の先にいたのはワニ。
体を回転させ、何とか逃げようとするワニ。
最後は、男性4人がかりで捕まえることができた。
見物客によると、普段はこの川にワニが現れることはないとのこと。
洪水によって流されてきたのだろうか。
ケアンズでは、大規模な冠水被害が発生。
駐車場だけでなく、道路にも水没した車が何台も残されていた。
ケアンズでは、40時間で600mmの降水量を観測。
これは、12月の平均の3倍以上だという。
ケアンズ空港では、飛行機が水没し、滑走路は閉鎖された。
タクシー乗り場には、飛行機に乗れなくなった多くの観光客の姿があった。
さらに、同じ南半球のアルゼンチンでは、暴風による被害が出た。
トラックに覆いかぶさっていたのは、隣に建つ倉庫のトタン屋根。
吹き荒れた暴風により、看板も飛ばされ、街の至るところで倒木の被害が起きていた。
アルゼンチン南西部の街では、暴風の影響で、スポーツ施設の屋根が崩壊。
この事故で、13人が死亡したという。
FNNプライムオンライン
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