羽田空港で起きた日本航空と海上保安庁の航空機の事故で、管制官が海保機に指示を出したあとの動きについて、「別の航空機の調整などがあったため、意識していなかった」と話していることがわかった。
この事故では、海保機が誤って滑走路に入ったとみられているが、関係者によると、管制官は国交省の聴き取りに対して、「別の航空機の調整などがあり、海保機に滑走路手前までの走行指示を出したあとの動きは意識していなかった」と話しているという。
管制官は、目視とレーダーのモニター画面で機体の位置を把握しているが、およそ40秒滑走路に停止していた海保機について、管制官らは「気づかなかった」と説明しているという。
一方、滑走路では、日航機の撤去作業が5日朝から始まった。
日本航空では、7日までに作業を終わらせたいとしている。
羽田空港では5日も、日本航空、全日空あわせて200便が欠航となっているほか、3連休初日の6日も196便の欠航が決まっている。
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